シンプルフード・ショッピング
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新潟県のシンプルフード・ショッピング

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にいがたシンプルフードトリップ

を発行しました!

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 本事業は、2022年3月に始めた「O4Eプロジェクト」が前身となっています。

 “Organic for Everyone”(みんなのオーガニック)の頭文字を取った当プロジェクトは、農薬や化学肥料を使わない、“美味しくて体に良い”食べ物を当たり前にしたいという想いから始めました。

 しかし、プロジェクトを進めるうちに、そうした食べ物がオーガニックに限らないことに気がつきました。有機肥料さえ使わない自然農法もあるし、そもそも、農薬や化学肥料を使っていなくても、認証を取っていなければ「有機」「オーガニック」と言うことができません。さらに、加工品であれば、無添加で手作りのものも“美味しくて体に良い”です。

O4Eプロジェクトのロゴ

 当たり前にしたい食べ物として ”Organic” を冠したプロジェクトを始めましたが、次第に、その言葉のもつ意味の狭さに違和感を感じるようになりました。

 “美味しくて体に良い”食べ物とは何か、私たちや私たちの住む地球が元気で明るく生きていくためにはどのような食を選ぶべきか、私たちは常に考えていく必要があります。

 そこで、2022年9月、本事業の名前を「O4Eプロジェクト」から「食を考える」に変更しました。

シンプルフードとは

農薬🙅‍♀️

農薬の使用は生物に負の影響があります。

化学肥料🙅‍♀️

化学肥料は吸収しやすいので、根の伸長を抑制し、弱々しい体になります。さらに、化学肥料は(農薬も)ほぼ100%輸入品です。

添加物🙅‍♀️

化学物質で作られた味は、自然の美味しさに勝てないと思います。

手作り

手間暇かけて作られたものは、それだけ時間がかかっているので、美味しいです。

燃料🙅‍♀️

農薬や化学肥料を使っていなくても、海外で生産されたものであれば、輸送エネルギーがかかっています。燃料も限られた資源ですので、できるだけ頼りたくないです。

地産地消

燃料🙅‍♀️の反対に、農薬や化学肥料を使っていても、地域で生産されたものであれば輸送エネルギーが小さいです。それに、採れたての新鮮野菜は上手い!

遺伝子組み換え🙅‍♀️

農薬・化学肥料とセットで遺伝子組み換えの種が売られています。ですので種もこだわって、地域で長年採取されてきたものを選びたいです。

アニマルウェルフェア

肉や魚にも薬や遺伝子組み換え技術を使われたくないですし、育てたり獲ったりする過程で動物への負荷が少ないと持続的にいただくことができると思います。

物質循環

自然の恵を最大限に利用して作物を生産することができたら、それはとてもシンプルで賢く、持続的だと思います。

 「シンプル」という言葉は、ラテン語の simplex に由来します。その意味は「一回だけ(sim-)折る(-plex)」で、「単純・簡潔であるさま」を示すときに用います。

 シンプルの対義語であるcomplexは「共に(com-)折る」という意味をもち、一緒に、つまり、多くの作業を連想させることから、「複雑であるさま」を示すようになりました。

 シンプルは「一回折る」という語源であることを紹介しましたが、それは必ずしも作業を簡略化することに結び付きません。必要な作業を省いたところで、目標が達成できなければ、それまでの作業が無駄になってしまいますよね。

 シンプルとは“余計な”要素を取り除いて、目標に最短距離で着く、一本の真っ直ぐな道筋のようなものです。

 そして、「シンプルフード」とは、余計な要素を入れずに作られた食べ物です。例えば、農薬・化学肥料を使われずに栽培されたものや、それが認証された有機農産物、有機肥料も使用しない自然農法のものなどはシンプルフードの生産を支えていますし、添加物の入っていないものや地域で栽培されたものもシンプルです。