私は有機農業が大好きです。有機農業が最後に勝つ!というと勢いが強いし、別に勝ち負けではありませんが、それぐらい有機農業は大きな価値をもっていると確信しています。
この投稿では、私がどうして有機農業を選ぶのか、紹介します。
私が思う「有機」「オーガニック」
一般に、「有機」「オーガニック」という名称は法律に基づいて認証された食品にしかつけることができません。しかし、有機農業はもっと身近なものです。自分の住む町の農家が丹精込めて生産し、それが生態系にひどい影響を与えていなければ、それはとてもオーガニック=有機的なものです。
それに対して、遠くから運ばれてきた食品は、限りある資源を大量に消費し、多くの機械によって生産されます。自然環境を顧みず、人の手を極限まで減らして作られた食べ物は極めて無機的で、冷たいものです。
農業のつけは誰が払うの?
有機農産物は高いとよく言われます。では、安い食べ物はどうして安いのでしょうか?
化石燃料から化学物質を抽出して、袋に丁寧に詰めて、海外に送り、日本に着いても配送して、やって手に入った化学肥料だの農薬だのを使う農業の方が安く上がるなんて、冷静に考えておかしい。
その食べ物には、周りの自然環境、私たち、未来の健康を守るお金は含まれません。それらは、環境問題、医療費の増加、生まれてくる子どもとして表れているのです。そんな無責任な食べ物しかスーパーには置かれていないことがとても悲しいです。
明日地震が起きたら...
日本の食料自給率はとっても低い。輸入食品は日本のたった数カ所から入ってきます。ではそこで地震が起きたら?途端に流通がストップし、日本全体で食料不足が発生するでしょう。
そして、この悲惨な事態は現実に迫っています。明日起きる可能性だって十分あります。スパッと死ねずに、空腹に耐えながら生きるのを想像すると、ぞっとします。とてもじゃないけど、未来に夢も希望も持てません。
だから私たちは地域の有機農業を推進する必要があります。なぜ有機農業なのか?それは、化学肥料から農薬も輸入品だからです。消費者である私たちにできることは、輸入に頼らない地域の農業を応援することです。
一番の理由は美味しいから!
土の着いた人参、朝露のついたキャベツ、先端まで青々したねぎ、、、
採れたて新鮮の野菜が一番美味しいのは当たり前。化学肥料が使われずに育った野菜は苦味が少なくてもっと美味しい。農薬が使われていなければ皮まで食べられて安心安全、栄養満点!
そうした味の違いは、子どもも気づいています。私もそうでした。私の地元三条市は有機米を給食で使用しています。小学生の時は気づきませんでしたが、中学校で他の市に進学して驚きました。給食がまずい!周りの三条市から進学した組の間では有名な話でした。子どもは気づかないだろう、安くすましちゃえなんて思わないでね。